2024.01.03 Wednesday
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森の日溜り猫溜り日溜りでまどろむ猫の夢うつつ
since 2006/10/31 ↓シリーズものの目次を作りました 2010.11.28 Sunday
JUGEMテーマ:映画 第7巻に相当する映画「死の秘宝」のPart1を見てきました。 今回初めてのデジタル化映像(&サウンド)で映画館の設備としては、3D再生可能な設備があるそうですが、今回の映画は3Dかが間に合わず、通常の2Dです。 映画館、大きなスクリーンに、他の映画館よりも座席の1段ごとの盛り上がりが大きいのか、前の人の頭が全然気にならないくらいの落差がありました。スクリーンが大きいにもか変わらず、映像がクリアなため、全然距離を感じません。これで3Dで飛び出してきたら迫力だろうなぁ。 最初の宣伝で同じ映画館で12月に封切りになるTRONかな?の宣伝映像が流されましたが、音大き過ぎです。なんか大きな音が出る仕組みが使えるようになったのではしゃいでやたらと大きな音を使ってるって感じ。映画本編はそういうことがなかったのでホッとしました。 さて、映画の中身です。 魔法世界をどう映像的に表現するかは、第6作まででほぼ確立しているので、特に目新しいことはありません。 ストーリーとしては、原作はやたらと長く、しかも内容も複雑、第6巻まではそれでも省略と改変で乗り越えてきましたが、さすがに第7巻は映画の方も上下2巻に別れたようですが、そちらの方が良かったと思います。 バーノンおじさんが避難する経緯は思いっきり省略、出発の準備のところはチラリとだけ、鏡で手を切る、ダドリーとのからみなどは省略、本当にあとで使うものだけ残してあります。階段下の部屋を見て懐かしむ場面はしっかりありますが頭をぶつけるシーンはなし、ポリジュース薬で偽ハリーが出来る場面はしっかりあり、映像化されると結構インパクトがあります。ブラを付けたハリーが出現して着替えるの見ないでと恥ずかしがるあたり、原作には表現されてませんが、なるほど現実化するとそういうことが起きるんだなぁとちょっと感心しました。 戦いのシーンは概して激しくて何がなんだかよく分からなくなっています。緊迫感はよく出ています。よく分からないのはワザとそうしてあるのでしょう。 フクロウのヘドウィグが死ぬ場面はありましたが、その経緯は、ハグリッドのバイクに乗る前にヘドウィグを放し、そして、ハリーが死喰い人に襲われた時に、ヘドウィクが飛んで来て、死喰い人の攻撃するのを妨げ、ハリーを守ろうとして死喰い人の攻撃に当たって落ちていくということになっています。そして、何故ハリーが本物とバレたのかの理由も、ヘドウィグが助けに来たから、ということになっていました。 これは原作よりもかなりスマートで、スッキリと整理されていた感じがして、これも感心しました。 ハリーとハグリットの墜落先は、いきなり隠れ穴になっていました。 パジャマ姿のグールお化けは無し。 魔法省首相のスクリムジョールの来訪はありましたが、原作にあるような険悪なやりとりはありませんでした。「私は終わる時に開く」の文字が出るのは映画のもっとあとの方になってからでしたがこのエピソードを上手く使っていました。 ハリーの誕生日のお祝いは省略というか無いことになってました。映画の後ろの方でハーマイオニーが、ハリーの誕生日のお祝いをしなかったわ、とわざわざ言っています。あるのは、ビルとフラーの結婚式だけでした。そこではハリーは姿変えはせずに出席しています。一場面だけ出てくるルーナがかわいかったですね〜。吹き替え版で見たのですが、ルーナの声もカワイイ映像によく似合った声優さんでした。ハーマイオニーもすごく美人になってます。そこでドージやミュリエルおばさんと会って会話をする場面はありました。クラムはばっさりと省略。あ、ハリーとジニーのキスシーンがしっかりありました。ロンが邪魔する場面は無し。 そこからの脱出や、以後危機を脱出するための姿くらましは突然にサッと行なわれ、まあこれは映像表現的にそうなるしかなく、それで何か簡単に難なく逃避できている感じです。 最初の逃避先、あのロンドンの街中で、ハーマイオニーが小さなバッグに肩まで手を突っ込んで着替えを取り出す場面とか、映像ならではの面白さがありました。死喰い人に襲われる喫茶店も、ほうなるほどこんな雰囲気なのか〜と思いました。 グリモールドプレイス12番地で、マッドアイが仕掛けたダンブルドアの幻影の仕掛けはちゃんと再現されてました。 シリウスの部屋で手紙を見つける場面は無し。ロンがRABを発見する場面はあり。クリーチャーとのやりとりはあっさりし過ぎて、いろいろな経緯はばっさり省略。単にマンダンガス・フレッチャーを捕まえてくるだけ。ドビーもそこでくっついてきます。 叫ぶ肖像画も省略。ルーピンが部屋に来るのも無し。 魔法省への侵入はかなり原作に沿って表現。 以後逃避先の大自然の美しさは見事でしたね〜〜。 食べ物入手に苦労する場面は一切無し。 テッド、ディーン、ゴブリン達が、ハリー達のテントの近くに来て会話をするシーンは全くなし。 ロンが出ていくのはありますが、ロンが二人の間を誤解するのは、ハリーがハーマイオニーと、ハーマイオニーの香水について話をしながらテントに帰ってくるから。そこいらのアレンジも巧みによくできていて、この改変もむしろ感心しました。 この香水の話題は原作にはありませんでした。映画では、防護呪文が効いていてハーマイオニーの姿が見えない状態で、人さらい達の一行がすぐ近くまで来て、匂いで何かいると気付きます。何だkの匂いは、と実際はすぐ近くでクンクンとかいでいます。カメラの視点はハーマイオニー側からその男が見える視点からぐるりと廻っていって、男側からはハーマイオニーが見えない、という状況をうまく映像で表現していました。防護呪文で「何しているんだろう?」という観客の疑問によく答えてくれてました。上手です。感心しました。 フィニアス・ナイジェラスの肖像画は出てきませんでした。 ゴドリックの谷、化けも隠れもせずに行っちゃってます。多少の省略をしながらもかなりきちんと映像化。あ、ハリーの家の前でのモニュメントは無し。 死の秘宝のマークのついた墓石はちゃんと見つけます。これは重要な伏線ですしね。 バチルダに会ってヘビ化して襲ってくる場面はあり。俺様は登場しません。ハリーの杖がいつ壊れたのかは不明です。あとでハーマイオニーが言葉で説明しています。 「The Life and Lies of Albus Dumbledore」という本の邦訳は訳本の「アルバス・ダンブルドアの人生と嘘」という訳ではなくて「ダンブルドアの真っ白な人生と真っ赤な嘘」って言ってました。これは原作が韻を踏んでいるので、何か工夫して訳さないといけなくて、私は「アルバス・ダンブルドアの人生と不正」と韻を踏んで訳しましたが、訳本では何の工夫もしてなくて呆れてました。この映画の吹替えの訳はなかなかいいですねぇ。感心しました。その中身についてはまったく触れず、ただ、グリンデンバルトの名前が分かる材料としてだけ登場していました。これも適切な省略だと思いました。 銀色の牝鹿、そして、ロケットの破壊、その場面はよくできてましたね〜〜。ロケットから爆発とともにでて来たモクモクの煙、圧倒的な声と威圧感、偽物のハリーとハーマイオニーが淫らに抱き合ってキスする幻想のシーン、映像ならではの表現でした。よくできています。 ロンとの再会で、ハーマイオニーがロンを叩くところは無し。直接の暴力行為がないのは、Rなんとかクリアのためでしょうねぇ(^^;) さてそろそろ、原作のどこまでがPart1に含まれるのか、気になってきました。 死の秘宝の印の意味を尋ねるために、ゼノフィリウス・ラブグッドに会いに行く場面はあります。 死の秘宝のおとぎ話は、まるでおとぎ話の番組みたいに影絵みたいな画面とともにハーマイオニーが物語を朗読してくれます。分かりやすかったですね〜 棒を書いて丸を書いて三角を書いて死の秘宝の印になる、原作を読んだだけでは分かりにくかったのですが、これは映像ならではで、ゼノフィリウスが書きながら説明してくれてよく分かりました。ルーナの部屋は出てきません。あの天井の絵のシーンは好きだったのでちょっと残念。 エルンペントのツノも出てこず、死喰い人の攻撃によって家は半壊し、3人は簡単に姿くらましで脱出です。 そして人さらい達に捕まってマルフォイ家へ。ルーナと再会。一緒にいる大人とゴブリンの紹介は無し。 グリフィンドールの剣を見てベラトリックスが錯乱。このベラトリックスの役者さん、狂気の演出が上手ですね〜〜。アズカバンからの脱出の時にも感心してましたけれど。 ドビーが助けに来て、そしてナイフで刺されて死ぬ場面。よくできてました。 その場面のあとすぐに、ヴォルデモートがダンブルドアの墓を暴き死の秘宝の杖を手に入れる場面で映画は終わりました。この墓を暴く場面も映像的によくできていましたね〜〜。 区切りは適当なところでしょうね。訳本でいうと、下巻の途中まで進んだことになります。出来るだけたくさんPart1の方に押し込んだというところでしょう。Part2の方は、丁寧に描きたい場面が山ほどありますからね〜〜。 さて、感想です。総じて言えば、映像化、原作からの省略、もしくは改変、適切でした。 が、これは、原作の第1巻〜第7巻全部読んでないと絶対分かりませんね〜〜〜。いきなりこの映画を観たら、さっぱりわかんない、何が面白いの??でしょうね。ちなみに映画の第1作〜第6作を読んでいても、この第7作の展開にはついていけないカモです。いやついて行けないでしょう。これはもう仕方がないかも〜〜と思いました。 原作(小説)でずっと読んできた人のための第7巻の映像化がここにある、という映画でした。 そういえば、他の映画では、その省略や改変にかなり不満がありましたが、今回は上下に分けたのでその点で無理をしなくて済んだのでしょう、省略や改変に、私はまったく不満が無く、適切な省略に、原作よりさらに上手な筋への改変にむしろ感心しっぱなしでした。 Part2は7月とのこと。安心しました。それまでにはなんとか、原著メモを終わらせないと〜〜(^_^;) Part2の感想へ 原著第7巻メモへの目次へ |
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