森の日溜り猫溜り

日溜りでまどろむ猫の夢うつつ
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【ネタバレ】映画第7作「ハリー・ポッターと死の秘宝」Part2感想
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     原作原著を読み終わったものの、まだメモを上げていないので、映画を見に行くのを先送りにしていましたが、さすがに映画の公開が終わってしまってもいけないので、見に行ってきました。

     結論から言います。

     がっかり

     むしろあまりにもひどい。ひどすぎる。特に、これがこれまでの7巻全部の締めくくりであるだけに、この盛り下がり方は、もうハリーポッターシリーズへの冒涜です。
     原作でハリー・ポッターシリーズを愛する人には言います。この映画は決して見に行かないように。見に行かずに、脳内ファンタジーで埋めてた方がうんとマシです。

     以下、この映画の出来について、罵倒が続きますので、監督のデヴィッド・イェーツさんのファンの方とか、この映画の出来が良かったと思う方は、決して先を読まないように。






     なんと言ってももの凄く悔しいのが、この巻にて自他ともに認めるヒーローになったはずのネビル。華々しい出番を奪われ、かろうじてネビルがナギニを殺したという事実はあるがそれだけ。

     そして、他の出来はどうであっても、とにかくここの出来が良ければ許す、と思われる、ハリーとヴォルデモードとの最後の決戦。

     ギャラリー無しのひっそりしたところで、ヴォルデモードを倒して誰も喜びの歓声を上げないというか誰も見ていないし。

     これで盛り上がれと(;゚−゚)??

     これまでの6巻分の長き長き旅路の果てがこれだと(;゚−゚)??

     いい加減にしろーーーヌオ〜ォ!(ノ-0-)ノ ┫∵:.

     デヴィッド・イェーツ監督、なにか、ネビルやハリーに恨みでもありますか?
     やったことのない3D化をさっさとしろとか言われて、やる気なくして投げやりになってますか?
     
     Part 1 はまだもっとマシだったのですけれど、Part 2 は、とても Part 1 と同じ監督の手によるとは思えない、熱の抜け方です。(熱がこもっているの逆) これで、ハリー・ポッターシリーズ全部を最後の最後でコケさせた元凶として私のブログに刻まれました(胸とか記憶とはには刻まれない)


     さて、ではいつものようにネタバレ感想行ってみよーーー


     え〜とPart 1 は、ヴォルデモードがダンブルドアの墓を暴き、エルダーワンドを奪ったところで終わったはずでした。
     Part 2 はちょこっとPart 1 思い出し場面が入ってから、貝殻別荘でグリンゴッツ銀行破りの相談というか、ゴブリンに銀行破りを持ちかけるところから始まります。
     ここで、グリフィンドールの剣をやるとは言うものの時期を明言しないでおく、という作戦を原著では立てますが、映画では、ベラトリックスの金庫に入れたらやる、と明言させています。これは金庫やぶりしたあと、金庫に入る手伝いをするとは言ったが、出るところまで手伝うとは言ってないと言ってゴブリンが裏切る、という形でゴブリンの裏切りを表現させているからですが、そこまで変えるくらいなら省略した方がまだまし。
     でも我慢我慢。
     とにかく、グリンゴッツに侵入するんだという決死の覚悟という感じがあまり出ていない。
     ダイアゴン横町のエピソードはほとんど省略。これも枝葉だからまあいいか。
     銀行でのやりとりも大分違うがまあ我慢我慢。
     金庫を守っていたのは双子の呪文だけ。原著にある燃焼の呪いはありませんでした。なので単にガラクタの山に登る苦労、みたいな感じ。緊迫感無し。
     ハッフルパフのカップを無事取れたかどうか、わたしが映像を見逃したのかはっきりとは分かりませんでしたが、あとでちゃんと破壊したので取れてたんですね。
     ドラゴンでの脱出場面。これは比較的よくできていたと思います。

     湖に着いてから、ホグワーツまでの侵入。比較的簡単にさっさといきます。原作からあまり離れては居ません。
     アバ−フォースとのやりとり。まあいいか。
     ネビルとの再会、逃げ隠れしていたみんなとの再会。これはよい方でした。

     あとはかなりいろんなところが省略。レイブンクローの談話室に入ることもなく、ゴースト灰色のレディからヒントをもらってあっさり簡単に必要の部屋へ。

     ああそうそう、ハリーが戻って、スネイプ校長がみなに、ハリーの情報を隠さず提供せよと訓示しているところにハリーが登場、ハリーとスネープとの対決かというところ、副校長のマクゴナガルがハリー側について戦う。マクゴナガル先生カッコいいけど、なにか原作と大分筋が変わったような。まあこれはこれで良し。

     原作ではロンとハーマイオニーが自主的に秘密の部屋に行ってバジリスクのキバを取ってくるのが、映画では事前にハリーに相談してから行くことに。なんでわざわざ変えるのか、進行上も、二人で思いついて行かせればいいだけで、改変の必要性無し。何だかここのあたりからおかしくなっていく。

     そして秘密の部屋でキバを取ってそのあでハッフルパフのカップを破壊。その時になにやら怪奇現象が起きて、ビックリしてそれから落ち着いてなぜはロンとハーマイオニーは抱き合ってキスする。唐突すぎ。原作はもっと自然にそうなってたのに。なんでわざわざ改悪?
     原作ではティアラはクラッブの出した悪霊の火に当てられてダウンするのだが、映画では、ハリーが破壊しようとすると、その業火の方へ飛んで行っちゃって終り。
     そうそう、分霊箱を壊してもヴォルデモードには分からないという設定なのに、映画では、壊す度にヴォルデモードが苦しむ様子。設定変えるなー!

     そしてフレッドが死ぬ場面が明瞭に描かれていない。その悲しみとつらさを抱える必要が進行上必要だったのに。

     スネイプが死ぬ場面、なにか呪文を喰らって倒れて、ナギニに喰われる(噛まれる)という描き方。ナギニを包んでいた防護呪文は無し。そりゃCGで描くのも面倒かもしれないけれどね〜。手抜き。

     スネイプの記憶をもらうのに、たしかペンシーブに入れる記憶は銀色の髪のような糸のようなあるいは糸を引く液体のような形状だったような気がしたけれど、なんと死に際にスネイプが流す涙を採取。なんかこれまでの経緯を全く無視。
     ペンシーブ、また変わってました。空飛ぶ円盤じゃなかった空飛ぶ浅い水盤になってました。前もそうでしたっけ? ずっと出てくる同じアイテムは統一性を持たせましょうね。

     スネイプの記憶の中。
     リリーの子供時代の姿始めてみた〜(^^)
     スネイプの子供時代もかわい〜 なかなかカッコイイじゃん。
     でもペチュニアとの軋轢とか全然描けてないし、あとの展開も、短すぎて説明無さ過ぎて何が何だか分からずに通過。でも、ハリーを屠殺するブタ同様に殺さずに置いたという表現をそのまま採用。
     ハリーは死を決心したあと、ロンとハーマイオニー、特にハーマイオニーに別れを告げてスタート。

     このあたりからハリーのヒーロー性にどんどんケチを付けている気がする。原作では、叫びの屋敷には3人で行ったけれど、死の森には誰にも言わず、別れも告げずに行くことになってたはず。それが安直なハーマイオニーとの別れ劇にしちゃう。情けない展開に。

     甦りの石を出すところ、決心付いた、って字幕だったけれど、英語で何と言ったか聞き損ねた。ただ原作とは違ったような。それとも字幕だけ違った? こんな大事なキーワード、ラピュタで言えば「バルス」みたいなものだから、勝手に変えるなー

     ヴォルデモードとの決闘シーン。一方的に殺されるはず。杖は仕舞ったはず。そこのところごまかして描出?
     ヴォルデモードのアバダケダブラは気合いがこもっていて良かった。これだけは誉めてつかわす。でも監督さんがいいんじゃなくってきっと役者さんがいいんだよね〜。

     キングスクロスの章の部分。比較的イメージ通り。皮むけた赤子のような生き物は、良く描けてました。これも誉めてつかわす。
     ダンブルドアの告白、ダンブルドアの過去の種明かしはほとんどなし。まあいいけど。
     映画では、ぼくはどうすればいいのですか、とダンブルドアに尋ねていた。あまりにも情けないハリーでもの凄い違和感。原作見てみたが、そんなことは言ってないようだ。ここもハリーをヒーローになんかさせないぞという監督の意図を感じる。わたしにとって見れば悪意とか呪いを感じる。

     さて再び森で。
     ナルシッサ・マルフォイがハリーにドラコの消息を尋ねる。原作でハリーは、小声でyesと答えるんだったと思うが、映画では何とうなずくのだ。頷けば死体が動くからバレるだろ−がーーー なんで原作がうなずくでなくて小声で囁き返したのか考える頭はないのかボケーーーー!(ノ-0-)ノ ┫∵:.

     死体が死んでいるのか確かめる死体いじめの行動は全くなし。


     さてそのあとがむかつくシーンの始まり。

     降伏を呼掛けるヴォルデモードに、誰も動かない。そこにマルフォイ両親のドラコへの戻ってこいコール。ドラコが戻る。
     そんなシーン無いだろ。

     そして、次にネビルが出て、なにやら言う。
     その隙に、ハリーが飛び降りて再び戦闘へ。ただし、死喰い人から逃亡者続出。情けないぞ。

     そうそう、というか、死喰い人多過ぎ。ホグワーツに襲いかかる死喰い人の群、ナンジャイこりゃー、ロードオブリングかーーー。その程度の発想しかないんかー− 数で押すだけかよーー 何か情けないありきたりの戦い場面に。

     で、結局、原作ではネビルが一人だけ攻撃して杖を取り上げられ、ヴォルデモードにいじめられるが、グロウブとケンタウロスが駆けつけ、ハリーは逃れ、そしてネビルがナギニを殺す、その重大な場面が映画では何とカットーーーー

     あり得ないから。

     原作では屋敷しもべ妖精まで参戦。それも映画では無し。

     ここで重要なことは、ハリーが死んだとみんなが思っていても、みんなはリーの跡を継いで戦い続けようとしたことが重要で後の盛り上がりを作るきわめて大きな要素なんだけれど、映画ではなんとなくなし崩し的で。がっかり。

     ウィーズリーオバサンがベラトリックスを退治する場面、何だかなー、家族を必死で守る強いお母さんじゃなくって単なる戦い好きな怖いおばちゃんとしか描けていない。あんまりだ。ベラトリックスは粉々になってしまう。変だろそれは。それを見てにんまりするから。ということは人が死んで喜ぶシーンを描きたくないって訳じゃなさそうだ。

     そして一番肝心のハリーとヴォルデモードとの決戦場面。

     あまりにも状況が変わりすぎてて、塔の上から、相打ち狙って抱きついたまま落ちる作戦?? あり得ないから。
     それで死喰い人が転移するあの黒い流れになってあちこちぶつかっていくって原作にない情けない展開。あげくに誰も居ない瓦礫の散らばる広い屋外で決戦。

     あ、その前に、ハリーやロンやハーマイオニーがナギニを殺そうとして苦労する場面がけっこう延々と。そもそも原作にない場面。そしていきなり横から、ネビルが出てきてナギニを殺す。
     ネビルは、ハリーから、ナギニを殺して、と頼まれるという重大な場面無し。だからネビルがナギニを殺すという重さが全然描かれてない。ネビル、ヒーローになり損ね。あまりにもひどい、この場面の取り扱いは。

     そして、ギャラリーの居ないところで、炎のゴブレットの巻で出たような対決。あのね〜。あれはね〜。兄弟杖だったから起きた現象なんだよ−。今度はがちの対決、呪文と呪文とがぶつかってヴォルデモードに跳ね返ってヴォルデモードが倒れるんだよ−。ちゃんと原作読んでる? シナリオライターが書いた台本しか読んでないんとちゃう?
     ヴォルデモードもベラトリックスと同様バラバラになって消失。これも変。
     そして天下の決闘に勝利したのに、ギャラリー居ないから、ヴォルデモード倒しても、歓声も無し、誰も喜んでないし。盛り下がること限りなし。あの、ひょっとして倒しちゃいけませんでしたか?って尋ねてしまいそう。


     城に戻ってみれば戦いで荒れ果てた城と疲れ果てた人々。ハリーが入って行っても、ほとんどの人はハリーに注目もせず。なにこの盛り下がりは?

     初めは、たとえ全巻とおしての悪者であるヴォルデモードであっても人が死んだのを喜ぶなどということを描かない主義の監督かと思ってみた。でも先に書いたように、ウィーズリー夫人はしっかりベラトリックスを倒して喜んでいるし。

     ハリーがみなからやったねと祝福される場面を描きたくなかった、としか思えない。

     で、ハリーがみなから祝福されずに終わるハリー・ポッターってなんやねん。主人公舐めてますか?


     最後で、ハリー・ポッターシリーズ映画の株 暴落。しょもないケチ付けました。


     19年後は軽く描いてて、年取った主人公たちは、リアルにOK、 子役たちもそれなりに面立ちの似た俳優を良く連れてきました。でもそのあたりで凝ってもらってもね〜。


     もし、「7巻映画作り直せデモ」があったら、地球の裏でも参加しに行こうと思います〜(←思うだけ)



     これが全巻の最後だというのが一番許せない。


     もしわたしがスポンサーだったら、デヴィッド・イェーツ監督は速攻馘ですニャン。


     あ〜ひどかった。ここまで落胆した映画も珍しいかも。



    追記1
     そうそう思い出した。エルダーワンドを最後に、二つに折って谷底へ捨てています。これも原作に全くないシーン。原作ではえーっと(;゚−゚)?? 自分の杖をエルダーワンドで直して、そして、エルダーワンドは元の場所に戻すって言ってました。
     その通りに映画化するべきでしょう。

     なにせ、続編が出た時に大きな影響を及ぼしますからね〜〜。ほんとに勝手な監督さんです。困りものです。

    追記2
     ちなみに、3D、字幕版で見ました。
     3Dである必要性は全くありませんでした。それはいかにも3D3Dするよりはよほど好感が持てました。
     字幕見てる間に映像を見落としている部分はありそうですが、いつものハリポタ映画なら、両方見に行ってましたが、今回はもう1回見に行く気がしません。

    追記3
     そういえば、ヴォルデモードを倒した後、原作では、皆にもみくちゃにされ、それから、傷ついた人、愛する人を失った人、そういう人たちにも気を配ってなかなか解放されないハリー。昨夜からずっと徹夜だったのに。
     その時、ルーナが、ルーナらしいやり方で皆の注意をハリーから逸らし、ハリーはその隙に透明マントを被って一人になることができたのでした。あのルーナの場面も好きだったのにな〜。もちろん、映画では、ヴォルデモードの倒し方からしてタコになってましたから、そんな場面も無しです。
     校長室に入って、歴代の校長の肖像画から祝福される場面も絶対必要だったのに。それから、死の秘宝の取り扱いについて、ダンブルドアの肖像の了承を得る場面、そして、自分の杖を直してエルダーワンドは元の場所に戻す。
     そういうあたりを原作はきっちり描いていて、だから、終りもすっきりきっちりとしていたのでした。
     映画の監督は、なにが一番重要かという最大のところで、まったく見当違い。結局スネイプの物語だけしか理解できなかったらしい(苦笑)

    追記4
     そういえば、ヴォルデモードの決闘の場面、原作では、ずっと徹夜でのホグワーツでの戦い、そして、ついにはリートヴォルデモードの決闘。円を描いてぐるぐると回りながら、まずは舌戦。それも見所。そしてついに、夜が明けて朝日の光がさーっと差し込んで舞台を照らしたところで二人の呪文が炸裂、その呪文が衝突した位置の床に印が付いた、と書いてあるくらい、詳細にその舞台を設定して描いてあって、それは原作通りにちゃんと絵にすればよかっただけなのですよね。それをここまで改悪するとは〜〜〜 ほんとにつくづく、この監督だめ!!

    追記5
     分霊箱が壊されても、ヴォルデモードは気が付かない。これはストーリー上絶対外せないお約束。途中でハリー達が分霊箱を破壊しつつあることに気が付いたが、一々実物を確かめないと壊されたことが分からない。映画でも確かめに行っている場面はチラッと出ていた。
     それなのに、分霊箱が壊されると、ヴォルデモードが弱る、だんだんよれよれになっていく描写が。しかも、ダンブルドアがスネイプに残す言葉の中に、いつはリーに自分が死ななければならないかを伝える重要な場面。そこで、「早過ぎては駄目じゃ。ヴォルデモードが弱ってから」というわけ分からない指示が。
     もう原作台無し、踏みにじられっぱなしです。
     だから、分霊箱を壊されてヴォルデモードは弱っていたから、あっさりハリーに殺された、どうも映画監督はそう思い込んでいるらしいです。
     原作の価値も全く台無しに。「愛」や「友情」というヴォルデモードにないものをハリーがたくさん持っていたから勝てるという原作を一貫して貫いていた太い軸がこの映画の最後の最後で粉々に。これで怒らずにおられようか!



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    | 不思議猫 | ハリー・ポッター | 17:29 | comments(1) | trackbacks(0) |
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      初めましてU・Mと申します
      いや~懐かしいですねハリー・ポッターシリーズ!
      自分も映画「賢者の石」を観て一気にハマり、原作も1・2・3巻
      と一気読みし、4巻からはリアルタイムで買い、映画も
      全作欠かさず観ておりました!

      で・ ・ ・ ・
      問題の映画「死の秘宝2」ですが・ ・ ・
      管理人さんの怒りに1000%同意です!!!!
      特にハリーとヴォルデモート郷の最終決着戦!!!
      自分も原作のあのシーンはメッチャ好きだったんですよ!
      皆が息を呑んで見守る中、ハリーがヴォルをトムと呼び、
      ヴォルが激怒、そして呆気ない
      ながらも強く印象に残ったヴォルの最期。一体監督は何を
      血迷ってあの名場面をあそこまで改悪したんでしょうねぇ・・・
      悲しい事にあれでハリポタ熱が一時かなり冷めてしまいましたよ・・・・
      | U・M | 2016/05/29 8:26 PM |









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