森の日溜り猫溜り

日溜りでまどろむ猫の夢うつつ
since 2006/10/31

 ↓シリーズものの目次を作りました
おまけ:如是我聞
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    2010/06/13 21:39

     

     

     ある時私は思ったのです。

     それは、夢の中?。

     私は、とてもすごい著名な最先端の学問の研究をしていてそれを極めた第一人者の講義を聴いていたのでした。

     それはたとえていえば、湯川秀樹の講演、広中なんだっけ、そういうノーベル賞学者の大学院での講義、そんなかんじのもの、そんなレベルのもの。

     私は、それを聴いて、そして、家に帰ってから、それの記録をとるのです。

     その時、私は思ったのです。自問自答したのです。


     私は、その私の記録を、その大先生がこう言った、ということで書けるだろうか。

     とんでもない。

     私はいったいそれの何パーセント理解したのだろうか? そしてそのうちの何パーセントを覚えているのだろう。
     わずかかもしれない。
     そのわずかだが理解できたと自分で思ったその内容を、私は本当に、きちんと正しく理解できているのだろうか?
     とんでもない。間違って理解してしまったこともたくさんあるだろう。一部分だけ判ったために却って全体を間違えているかもしれない。
     自分は自分のできるだけの力で一生懸命聞いて一生懸命理解しようとした。けれどもそれでも、いやそれだからこそそう思う。全部正しく理解できているなどというのは自惚れにしか過ぎない、と。

     そう思うと、私は、「その大先生はこう言った」、と書くことができなかったのです。

     その気持ちに素直に従って、こう書きました。
     「私はこう聞きました」と。


     その真意は、だから、私が理解できて記憶したことはこれですけれど、他のもっとちゃんと理解できた人には、全然もっとすごいことを聞き取ったかもしれません、他の正しく理解できた人は、私の間違いではなく正しい聞き方をしたかも知れません、そういうことです。



     それは、それは、とても昔のことで、私がまだ宗教に興味関心を持ったり、漢字が多い本を読んだりすることができないくらい幼かった時のこと。


     そして歳月は過ぎ。宗教などにも興味が出たりして。


     ある日、私は、NHK の仏教の講座を聴いてみたのです。法華経の講座です。

     その冒頭に、この文言がありました。
     「如是我聞」

     訳は「私はこのように聞きました」


     私はその時思ったのです。鮮やかに思い出したのです。その幼い時の思いを。
     だから、その教典を書き留めた人の謙虚な気持ちがもの凄くよくわかった気がしたのです。その出だしで始まることの必然性と自然さとが瞬時に判ったのです。いや分ったと思ったのです。


     解説を聞きました。ほとんどの経文はその文言から始まっている、と。

     そして、経典の成立は、お釈迦様の死後随分経ってからのことであったと。

     だからなおさら、どんどん薄れていく、お釈迦様の言葉の記憶をできるだけちゃんと記録に残そうとした人々の真摯な気持ちを思います。
     自分はお釈迦様の教えをこう聞いてこう理解した、お釈迦様の真意をもう確かめることはできないけれど、せめて自分が理解し記憶しているそれを残しておこうと。

     そういうお弟子さんたちの真摯で謙虚な気持ちを思いました。


     ところが、解説者はこう言いました。

     これは信仰の強い信念を表わす言葉です。
     私は「こう」聞いたというのは、ああではない、そうでもない、こうなんだっ!!!!という、強い絶対的な信念の意味だと。

     ……

     そう、拠り所となる「経典」に、私の思うような曖昧な要素、不完全な要素があってはならないのです。


     私はそこで、もろに後ろにこけてしまいました。


     仏教では、そういう解釈が当然であるということはもっと後で知りました。
     大勢の、敬虔な仏教徒や仏教学者がそう言うのなら、そうなのかもしれません。でも私は今でも思っています。「如是我聞」はお釈迦様の教えを受けたお弟子さん(経典を書いた人は既に孫弟子かひ孫弟子かさらに後世か?……)の謙虚な気持ちの表れである、と。
     お釈迦様の偉大さを思うと、自分の聞き取ったことがお釈迦様の真意を全部汲み取れたか? いやいや自分の至らなさ、理解力の小ささを心の奥底から感じているならば、とてもそうは思えない。お釈迦様のおっしゃった本当の意味がどうなのか分らない、それでも自分が一生懸命聞いて一生懸命こうだと思ったことを書き留めますという、それはとてもとても真摯な、お釈迦様の偉大さに比べて自分の小ささを心の奥底から感じている人が謙虚にそう思って書いた言葉である、と。


     私はそういう思いで経典を読むので、できるだけサンスクリット原文からの直訳で読むし、そうすると漢字で書いた用語が理解できなくなるので、漢訳も見るという面倒くさいことに。そして、そうやって漢字で書かれた用語を理解しようとすると、伝統仏教の解釈とは全然違ってしまって話すら通じなくなる、ということになっちゃいますですね〜〜。で、毎回、なんでこの言葉がそんな解釈に(;゚−゚)??と驚くやら呆れるやら……。

     認識と表現の問題を考える素地はそこらあたりからも出てきているんですにゃ〜〜(^_^;)

    | 不思議猫 | 古典・仏典など | 22:22 | comments(0) | - |
    人生の智慧6(古典・名言から)
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      2009/08/19 08:48

       

       

       「人生の智慧」シリーズは、古典・名言を紐解いて、いにしえからの様々な賢人の経験と観察から得られた血と汗と涙の結晶を、同じ苦労をせずに楽して手に入れようというシリーズです


      (17)
       墨に近づけば必ず緇(くろ)く、朱に近づけば必ず赤し
      (傳玄 太子少傳箴)※1

      【ネット語訳】※2
       ハピハピを振りまいている人の周りをうろつけばやがてはハピハピが増え、騒動を引き起こしている人の周りをうろつけばやがては騒動に巻き込まれる。

      【感想】
       朱でも墨でも取り敢えず、そういう環境にいればその環境の影響を被るってことです。染まるのを分かって近づけよってことかにゃ?


      (18)
      方は類をもって聚(あつ)まる
      (周易繋辞上伝)※3

      【現代語訳】※3
      およその事が善悪邪正におもむく方向はその類をおなじくするもの同志で相い聚まる

      【感想】
       類は友を呼ぶの原典はこれらしいです。類友は、主体客体がはっきり分かれていますが、原典では、同じようなものが寄り集まる、という意味ですね。善悪邪正に赴く方向と書いてあります。善におもむく者同志、悪におもむく者同志、邪におもむく者同志、正におもむく者同志、集まってゆくということです。

       そう、あなたは何故そういう事に関わっているのか? それはあなたがそういうものの同類であるからである、という事になってしまいますにゃ。え、同類にされては困る?? では近づかないことですにゃ〜


      (19)
      自分が本当に何者かを示すのは、持っている能力ではなく、自分がどのような選択をするかということなんじゃよ
      (ハリー・ポッターと秘密の部屋 第18章ドビーのごほうび)※4


      【ネット語訳】※2
       ネット上での評価は、リアルでの年齢性別職業役職などではなく、ネット上で実際にどういう書込みや行動をするかということで決まる


      【感想】
       自分が何者かわからない人は、自分がどんな選択をしてきたか、しているかを考えてみましょう。自分はそういう人なのです。
       ある人が何者か分からない場合は、その人がどんな書込みやコメントやメッセージをしてきたか、しているかを考えてみましょう。
       自分がどういう選択をするか、それが今後の自分を創ります。
       惰眠を選択すれば、ダミニストになります




      ※1 書き下し文は、講談社学術文庫「中国古典名言事典」諸橋轍次編、p.719 による

      ※2 不思議猫によるチョー意訳。

      ※3 書き下し文、および現代語訳は、岩波文庫「易経(下)」高田信治/後藤基巳訳、p.212〜213による。繋の字は本当は左上の部分が違うのだが、freemlでは表示されないので良く形が似た漢字で代用してある。検索では引っ掛からなくなりますにゃ。なお、引用句は、文の途中にある語句であるので、引用にあたっては終止形に修正した。

      ※4 静山社「ハリー・ポッターと秘密の部屋」J.K.ローリング著・松岡祐子訳、p.489による


      人生の智慧の目次はこちら。
      http://www.freeml.com/ep.umzx/grid/Blog/node/BlogEntryFront/user_id/5756468/blog_id/59495

      前回「人生の智慧5(十七条の憲法から)」はこちら
      http://www.freeml.com/ep.umzx/grid/Blog/node/BlogEntryFront/user_id/5756468/blog_id/59494

      | 不思議猫 | 古典・仏典など | 20:22 | comments(0) | - |
      「人生の智慧」の目次
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        2009/08/15 09:55

         

         

         ついにシリーズ化決定?(^◇^;

         ということで、あっという間に過去の日記に埋もれ、新たにバインダーを起こすことも出来ないとあっては、目次ページを作成するしかありません。(←自分でどこにあるのか分からなくなってきたヤツ)


         「人生の智慧」シリーズは、古典を紐解いて、いにしえの人々の経験と観察から得られた血と汗と涙の結晶を、同じ苦労をせずに楽して手に入れようというシリーズです

         ネットの世界は、社会のより濃厚な縮図、そういうネットの世界に生息するにあたって、すぐに役立つ、直接的な効果を持つものを選んで取り上げております。皆さんにもきっとすぐにでも役立つ智慧であると思っております。


        第1回
        「過ちについて(論語から)」
        http://www.freeml.com/ep.umzx/grid/Blog/node/BlogEntryFront/user_id/5756468/blog_id/58728

        第2回
        「人生の智慧2(論語から)」
        http://www.freeml.com/ep.umzx/grid/Blog/node/BlogEntryFront/user_id/5756468/blog_id/58760

        第3回
        「人生の智慧3(論語から)」
        http://www.freeml.com/ep.umzx/grid/Blog/node/BlogEntryFront/user_id/5756468/blog_id/58761

        第4回
        「人生の智慧4(論語から)」
        http://www.freeml.com/ep.umzx/grid/Blog/node/BlogEntryFront/user_id/5756468/blog_id/59308

        第5回
        「人生の智慧5(十七条の憲法から)」
        http://www.freeml.com/ep.umzx/grid/Blog/node/BlogEntryFront/user_id/5756468/blog_id/59494

        第6回
        「人生の智慧6(古典・名言から)」
        http://www.freeml.com/ep.umzx/grid/Blog/node/BlogEntryFront/user_id/5756468/blog_id/59841


        以後、順次ここにも追加。

        | 不思議猫 | 古典・仏典など | 20:12 | comments(0) | - |
        人生の智慧5(十七条の憲法から)
        0
          2009/08/15 09:16

           

           

           「人生の智慧4(論語から)」の続きですにゃ。

           今回は、論語を離れて、「十七条の憲法」から。

           原文・読み下し文・現代語訳は、以下のページにあります。
          http://www.geocities.jp/tetchan_99_99/international/17_kenpou.htm

           ここでは、不思議猫訳ではなくて上記サイトの現代語訳を使用しています。

          第1条
          (読み下し文省略)

          【現代語訳】
           一にいう。

           和をなによりも大切なものとし、いさかいをおこさぬことを根本としなさい。

           人はグループをつくりたがり、悟りきった人格者は少ない。

           それだから、君主や父親のいうことにしたがわなかったり、近隣の人たちともうまくいかない。

           しかし上の者も下の者も協調・親睦(しんぼく)の気持ちをもって論議するなら、おのずからものごとの道理にかない、どんなことも成就(じょうじゅ)するものだ。


          【感想】
           最初の一節だけが異常に有名で、他の部分はまったくといっても知られていません。
           単に仲良しこよしにせよとか、ことを荒立てよとかいっているのではなくて、徒党を組んで敵対の為の敵対をするということなく、協調・親睦の気持ちを持って人にあたれということが趣旨のような。


          第9条
          (読み下し文省略)

          【現代語訳】
           九にいう。

           真心は人の道の根本である。

           何事にも真心がなければいけない。

           事の善し悪しや成否は、すべて真心のあるなしにかかっている。

           官吏たちに真心があるならば、何事も達成できるだろう。

           群臣に真心がないなら、どんなこともみな失敗するだろう。


          【感想】
           これはいわば管理(公務員)の心得なので、管理や群臣という言葉が出てきますが、他の組織・集団にも通用する心得だと思います。
           第9条の中身は、読めば分かるその通りなもの。



          第10条
          (読み下し文省略)

          【現代語訳】
           十にいう。

           心の中の憤りをなくし、憤りを表情にださぬようにし、ほかの人が自分とことなったことをしても怒ってはならない。

           人それぞれに考えがあり、それぞれに自分がこれだと思うことがある。

           相手がこれこそといっても自分はよくないと思うし、自分がこれこそと思っても相手はよくないとする。

           自分はかならず聖人で、相手がかならず愚かだというわけではない。

           皆ともに凡人なのだ。

           そもそもこれがよいとかよくないとか、だれがさだめうるのだろう。

           おたがいだれも賢くもあり愚かでもある。

           それは耳輪には端がないようなものだ。



           こういうわけで、相手がいきどおっていたら、むしろ自分に間違いがあるのではないかとおそれなさい。

           自分ではこれだと思っても、みんなの意見にしたがって行動しなさい。



          【感想】
           まさにまさに。現代にこそ必要なことか?
           そして、どうしてもナットクしない人がいたり、どうしてもナットクできない時があったりするものです。その時自分だけが正しくて、周りは皆間違っている可能性はどのくらいあるのか? 自分はどのくらい「賢者」であるのか? 周りはどのくらい「愚者」であるのか? そういう場合というのは無いとは言えないけれども、非常に少ないでしょうねぇ それでも自分は絶対正しい、そう思うんだったら堂々と自分の道を歩むしかないですね〜 でも判断はどうすればいいのか〜〜 まずは、自分が間違っているのではないかと、謙虚に振り返りなさいということですね〜。


          第17条
          (読み下し文省略)

          【現代語訳】
           十七にいう。

           ものごとはひとりで判断してはいけない。

           かならずみんなで論議して判断しなさい。

           ささいなことは、かならずしもみんなで論議しなくてもよい。

            ただ重大な事柄を論議するときは、判断をあやまることもあるかもしれない。

           そのときみんなで検討すれば、道理にかなう結論がえられよう。



          【感想】
           ということで、三人寄れば文殊の知恵というか、一人では間違ってしまうことがあるかもしれない、だから、みんなで相談する。
           みんなで相談する時、派閥の影響を受けて、あの人は好きだから、あの人は嫌いだから、自分はこのグループだから、ということで判断するのではなくて、そういう感情的なものから離れて協力し合って議論する(←第1条から)
           自分だけ意見が違ったり、自分に対して人が怒ったりしていたら、まずは自分に問題があるのではないかと考えてみる(←第10条から)
           真心をもって行動することが大切だ(←第9条から)

           みたいな「智慧」を語ってくれているように思います。



           しかし、十七条の憲法、こういう内容だったとは〜〜



           ちなみに、「和を以て貴しとなす」という語句自体は、中国の古典からの引用のようです。
           「有子曰く、礼の用は、和もて貴しと為す。」(学而第一-12)

           と、これまでの論語とも少しは繋がりが出来たというところで、今回はお終い(^o^)


          人生の智慧の目次はこちら
          http://www.freeml.com/ep.umzx/grid/Blog/node/BlogEntryFront/user_id/5756468/blog_id/59495


          続きはこちら
          http://www.freeml.com/ep.umzx/grid/Blog/node/BlogEntryFront/user_id/5756468/blog_id/59841

          | 不思議猫 | 古典・仏典など | 20:11 | comments(0) | - |
          人生の智慧4(論語から)
          0
            2009/08/12 00:08

             

             

             なし崩し的にあれの続きがあったりして

            (12)
            子曰く、衆 之を悪(にく)むも、必ず察し、衆 之を好むも、必ず察せよ。

            (衛霊公第十五-28)

            【日本語訳】
            先生はおっしゃった。「みんながみんな褒(ほ)めそやしていても鵜呑みにせずに良く自分の目で確かめ、みんながみんな貶(けな)して批難していても鵜呑みにせずに良く自分の目で確かめるのだよ」


             訳してしまえば説明不要





            ※続きはこちらですにゃ。
            http://www.freeml.com/ep.umzx/grid/Blog/node/BlogEntryFront/user_id/5756468/blog_id/59494

            | 不思議猫 | 古典・仏典など | 19:53 | comments(0) | - |
            人生の智慧3(論語から)
            0
              2009/08/03 23:32

               

               

              一応シリーズ完結編です。


              人類の智慧、古典は人類の智慧の宝庫です。われわれが苦労して体験から学び取るよりは、古典にある人類の智慧から学ぶ方が楽ですね〜(←結局楽がしたいだけ??)


              (8)
              曾子曰く、吾日に吾が身を三省す。人の為に謀りて忠ならざるか、朋友と交わりて信ならざるか、習わざるを伝えしか、と。(学而第一-4)

              【日本語訳】
               (孔子の弟子の)曾子は言った。「私は1日に3つのことを振り返ります。人に対して裏表ある行動をしていなかったか、友と接する時に言動が一致していたか、受け売りをそのまま言ってしまってはいないか、と」



               【感想】振り返る、反省するって難しいですm(_ _)m でもきっとエライ人ほど良く振り返ってらっしゃるのでしょうね〜〜。偉くなる(素晴しい人になる)最善最速の道はきっと毎日の振り返りなのでしょう。



              (9)
              子張 明を問う。子曰く、浸潤の譖(しん)、膚受の愬(そ)、行なわれざる、明と謂う可きのみ。
              (顔淵第十二-6)

              【日本語訳】
              (孔子の弟子の)子張が、「賢明というのはどういうことでしょうか」と質問した。先生はおっしゃった。「人の心に染み込んでくるような巧みな悪口、生々しい感情で迫ってくるひどい中傷、それに軽々しく動かされない、それを賢明というのだよ」


               【感想】け、賢明でありたいものですぅ でもとてもできそうにありません




              (10)
              子曰く、教え有りて類無し。
              (衛霊公第十五-39)

              【日本語訳】
              先生はおっしゃった。「良い教えを受けることによって、皆誰でも優れたものになれるのだよ」



               【感想】こんな一文もありました〜。みんなでしっかり論語を学びましょう〜〜(^o^)ノ




              (11)
              子曰く、年四十にして悪(にく)まる。其れ終わらんのみ。
              (陽貨第十七-23)

              【日本語訳】
              先生はおっしゃった。「40歳にもなって、まだ人に憎まれることをしているようでは、人生終わってるね」



               【感想】40どころか50にもなっていい年したおじさんが……という話をどこかで聞いた気がしますが気のせいだったかもしれません。がまあ、それもまた昔からあることのようで……、何故かこの文、随分と感情がこもっているような気がするのですが〜〜〜


              以下はシリーズ最初に書いてあるのと同じ註です。
              (注)
               読み下し文は、講談社学術文庫の加地伸行氏による「論語」によりました。括弧の中は、出典です。論語は習慣的に、各章の書き出し文字を取って章の呼び名としています。「衛霊公第十五」というのは第15章が「衛霊公」という書き出しで始まっているわけです。後ろの-30は私が独自に付けました。第30段落です。
               日本語訳は、大胆にも不思議猫訳です。内容に不審をお持ちの方は、各自で、「正当」な日本語訳をお求めください



               いや〜、古典って、ホントに素晴しいですね〜〜。
               それでは、サイナラ、サイナラ、サイナラ


              ※なし崩し的続きはこちら
              http://www.freeml.com/ep.umzx/grid/Blog/node/BlogEntryFront/user_id/5756468/blog_id/59308

              | 不思議猫 | 古典・仏典など | 19:30 | comments(0) | - |
              人生の智慧2(論語から)
              0
                2009/08/03 23:19

                 

                 

                 好評かどうかイマイチ分かりませんが、そのようなことは気にせず、シリーズ化します。というか今日だけですけれど。


                 まずは、「あやまち」の続きというか残りです。論語にはあやまちについて述べたところが10箇所以上あるそうですが、調べきれませんでした。


                (4)
                子曰く、人の過つや、各々其の党に於いてす。過つを観れば、則ち仁を知る。
                (里仁第四-7)


                【日本語訳】
                 先生はおっしゃった。「人というのは同じ過ちを繰り返すモノなのだよ。どんな過ちをしているかをよく観察すれば、その人がどんな人かということ(その人の人間性)が分るのだよ」

                 【感想】全然有名ではない一文です。意味も良く分からないし。というか、論語の解釈って、専門家の間でもかなり違っていたりするんですね〜。まあ不思議猫訳です。不思議猫はこう解釈しました〜



                (5)
                孔子対(こた)えて曰く(中略)怒りを遷さず、過ちを弐(ふたた)びせず。
                (雍也第六-3)


                【日本語訳】
                 (孔子の弟子、顔回について孔子が述べた言葉です。)
                 先生は質問に答えておっしゃった。「(弟子の顔回は)腹が立つことがあってもそれを他の人に及ぼすことがなく、また同じ過ちを繰り返すことがなかった。」


                 【感想】もの凄く人間ができた方だったようですね〜。論語にも多く登場している弟子ですが、若くして亡くなったようで、孔子は相当惜しんでいるようです。



                さて、ここからテーマ「あやまち」を離れて、「人生の智慧」に参りたいと思います。
                (6)
                子曰く、君子は諸(これ)を己れに求め、小人は諸(これ)を人に求む。
                (衛霊公第十五-21)

                【日本語訳】
                 先生はおっしゃった。「君子は、責任が自分にあるのではないかとあれこれ考え、小人は、人のせいでこうなったと考える」


                 【感想】いやもうまったくその通りでごぜーますだ〜〜〜




                (7)
                子曰く、人 遠慮無ければ、必ず近憂有り。
                (衛霊公第十五-12)

                【日本語訳】
                 先生はおっしゃった。「周りへの影響や先々への影響を考えないで行動していると、困ったことが起ってくるのは当り前のことだ」


                 【感想】「遠慮」というのは深慮遠謀の慮と遠で、遠きおもんばかりのことです。遠きとは、時間的距離(ずっと先のことまで)と空間的距離(周りへの影響)を含んでいます。慮は考え、思慮や考慮の慮です。ということで上の訳になります。
                 おっしゃるとおりでごぜ〜ます〜としか言いようが無く……




                4つで頭がパンクゆえ次の日記へ続きます。


                以下は、シリーズ1つ目に書いているのと同じ註です。

                (注)
                 読み下し文は、講談社学術文庫の加地伸行氏による「論語」によりました。括弧の中は、出典です。論語は習慣的に、各章の書き出し文字を取って章の呼び名としています。「衛霊公第十五」というのは第15章が「衛霊公」という書き出しで始まっているわけです。後ろの-30は私が独自に付けました。第30段落です。
                 日本語訳は、大胆にも不思議猫訳です。内容に不審をお持ちの方は、各自で、「正当」な日本語訳をお求めください

                | 不思議猫 | 古典・仏典など | 19:28 | comments(0) | - |
                過ちについて(論語から)
                0
                  2009/08/03 20:39

                   

                   

                   論語というのは、本当に、人間観察の結果の智慧の結晶のような書物です。
                   現代教育から、論語が欠落していることはまことに残念、折角の先人の知恵を受け取り損ねているのです。

                   ということで、というか、自分も論語教育を受けていないので、ここいらで論語を紐解いて、論語のお勉強でもしようと思います。

                   さて、今日のテーマは「あやまち」です。


                  (1)
                  子曰く、過ちて改めず、是を過ちと謂う
                  (衛霊公第十五-30)

                  【日本語訳】
                  先生はおっしゃった。「過ちを犯したのに改めない。それを本当の過ちというのである」


                   【感想】有名な一文です。人間だから過ちを犯すものです。過ちを犯すところまでは、本当の過ちとは言わない。それを改めないのが本当の過ちなのだ。
                   人間の本質と、人間の行ないの意味とに対する深い深い洞察があります。
                   検索してみたところ、「韓詩外伝」の中に、孔子の言葉として、「過ちてこれを改むれば、これ過たざるなり」という言葉があるそうです。「過ちを犯したがこれを改めたのであれば、これは過ったということにはならない」。ほぼ同じ内容です。



                  (2)
                  子曰く、(中略)過ちては則ち改むるに憚ること勿かれ
                  (学而第一-8)

                  【日本語訳】
                  先生はおっしゃった。「もし過ったことに気が付いたならば、それを改めるのをためらってはいけない」


                   【感想】これもとても有名な一文です。(1)と似たような内容ですね。でもなかなか難しいことです。でも君子たる者、毅然として過ちを改めなければなりません。が、小人だとどうなるかというと……


                  (3)
                  子夏曰く、小人の過つや、必ず文(かざ)る
                  (子張第十九-9)

                  【日本語訳】
                  (孔子の弟子の)子夏は言った。「小人は、過ったことに気が付いたならば、必ず言い訳をして責任を逃れようとする」


                   【感想】今も昔も、中国も日本も、人間はまったく変わらないようです。
                   もう笑うしかないですね〜〜〜




                  (注)
                   読み下し文は、講談社学術文庫の加地伸行氏による「論語」によりました。括弧の中は、出典です。論語は習慣的に、各章の書き出し文字を取って章の呼び名としています。「衛霊公第十五」というのは第15章が「衛霊公」という書き出しで始まっているわけです。後ろの-30は私が独自に付けました。第30段落です。
                   日本語訳は、大胆にも不思議猫訳です。内容に不審をお持ちの方は、各自で、「正当」な日本語訳をお求めください



                   あ〜、たまには古典を紐解いて、先人の智慧に接するのもいいですね〜

                  | 不思議猫 | 古典・仏典など | 19:24 | comments(0) | - |
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