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森の日溜り猫溜り日溜りでまどろむ猫の夢うつつ
since 2006/10/31 ↓シリーズものの目次を作りました 2019.12.01 Sunday
2014/04/20 14:01
何故か日本語パートに惚れる人が続出しているという話です。 2017.07.10 Monday
YAMAHAから、リコーダーのように演奏が簡単で、サックスのような音がでる新しい楽器「ヴェノーヴァVenova」が発売されています。
YAMAHAの公式サイトページはこちら。 http://jp.yamaha.com/products/musical-instruments/winds/casual_wind_instruments/venova/
で、「レッスン」のページに、youtubeの動画へのリンクがあり(サイト内埋め込み再生可)、演奏の仕方のイロハのイを紹介してありますが、その7「Venovaを吹いてみよう! 7) オクターブキイを使った「ミ」「ファ」「ソ」の押さえ方」で演奏されている、上の「ミ」の音が高すぎます。演奏している人は、その演奏を聴けば、素人ではない(当然ですが)のはすぐ分かる演奏なのですが、「ファ」はもっと高過ぎて、なんでこんな動画にしたのかと怪しむばかりです。(わたしの耳には、「ミ」は半音の半分以上高く、「ファ」はほぼ半音近く高い。その結果「ミファソ」と演奏しているはずが「ミファ#ソ」に聞こえてしまう(相対音感者にはト長調のラシドに聞こえる)。
ちなみに、その8「「アメージング・グレース」を吹いてみよう」でも、吹き始め高く出るのをとっさのテクニックで正しい音程に押さえ込んでいるサマが見事に録画されています。が短い音の場合、高く出始めた音を修正する間もなく次の音へ移っているときがあり、この楽器のクセ、オクターブ上の「ミ」(「ファ」もですが)が高過ぎるという欠点が、演奏のしづらさに繋がっているのが如実に分かる動画です。
木製のリコーダーではこういうことはよくあって、それでもうまくその場でコントロールして演奏するのが上級テクニックだったりしますが、いくら「弘法筆を選ばず」であっても選べるならばいい筆を選びたいのであって、この楽器買っちゃうと、演奏で一々ピッチコントロールで苦労することは目に見えており、買い控えなさいと宣伝しているような動画となっています。
リコーダーの場合、特に安物の木製では良くあることで、その点、YAMAHAのプラスチックリコーダーはピッチがしっかりしていて、音によるトーンのぶれが少なく、非常に演奏しやすい優れたリコーダーになっていて、私は大いに評価しているのですが、このVenova の仕上がりはどうよ、であります。まるで安物の木製リコーダーであるかのよう。いくらリコーダーをマネするにしてもこれはマネしすぎです。プラスチック製なのに、プラスチック製のリコーダーのあのピッチの正確さ、トーンの安定性はどうしちゃったのでしょうか。
それとも入門用の安い楽器はこんなもので、ピッチが正確なバージョンはもっと高いのよ、になるのでしょうか。一応サイトでは、「ラインナップ」とされてるのに今のところ一つしか紹介されていないのは、この一番安い価格帯の楽器で満足できない人にあとで高いシリーズを提供するつもりだが、とりあえず商売になるかどうか、安い楽器で市場の反応を見ているといったところでしょうか。
このオクターブのピッチのひどさが無ければ、オープン価格ではあるが「 実売予想価格は1万800円(税込)」だそうなので、試しに買ってみようかなどうしようかなと思えるのだけど、このピッチのひどさは買う前に返品ですね。
ヤレヤレ。
さらに、「ヤマハ吹奏楽団がVenovaを吹いてみた - カルメン「ハバネラ」より」でのアンサンブルがあまりにも情けない音を出していて、これまた無茶苦茶逆効果。
一部の音楽が分からない上層部が暴走していて、下の者が全力で反旗を翻している、とかいう状況にさえ思えてしまいます。
紹介サイトなどいろいろ見てみましたが、書いている人達誰も自分じゃ演奏してないどころか、楽器を手にさえしていないようであります。提灯ブログばっかり。なんかネット情報も情けないなぁと思ってしまいました。
追記(2017.10.1) ようやく最近、ちゃんと吹いた結果の記事や動画を見かけるようになりました。 その中で、元々木製リコーダーではピッチが不安定で、こんなもの、とまことしやかに言っている動画がありまして。 はっきり言います。 木製リコーダーでもここまでひどいのはないです。ここまでひどければ、不良品で販売できないレベルです。 なんでピッチがひどくて実用的ではない、と言わずに、これを使いこなすのも面白さ、のどと奥歯に物が挟まったようないい方するんでしょうね。普通だったら苦労しないで済むところに非常に苦労して、マトモに芸術的な演奏に専念などできるわけがありません。つまりこれは楽器ではなくて、オモチャでしかありませんからっ。 2016.05.04 Wednesday
今NHK-FMで生中継してくれている、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 2016 の演奏会、今はヘンデルの水上の音楽をやっている。
あ、終わったw 演奏は、カンマーアカデミー・ポツダム。知らんがなw 音を聴くだけだと、古楽器を使っているように聞こえる。パソコンに増設した小型の簡易スピーカーなので今一つ良く分からない。奏法は古楽的だと思う。管楽器が時々怪しい鳴りをするのも古楽っぽくて良い。 が、時々、奇妙な装飾、奇抜なと感じるクレッシェンド・デクレッシェンドがある。いつもじゃなくごくたまになんだが、すごく違和感がある。 それさえなければかなりいい演奏だったんだが、その奇妙なところがあって、ケチを付けてしまっている。 どのように奇妙かというと、たとえて言えば、ワビ・さびを良く分からない外国人が、見よう見まねで、変なものを愛でてしまっているような「これじゃない感」満点なんである。 ああ、曲後の解説で、コンサートミストレスが「かさいゆき」さん、日本人です、と言ってる。ああ、やってしまったか。 バロック音楽を聴き足りないんだと思う。30年くらい聞き込んでからやったらいい仕事ができたかもしれない。ある程度聞き込んだら、ビブラートがどれだけ気持ち悪いか、場違いな装飾がどれだけ台無しにしてしまうのか、クレッシェンド・デクレッシェンドがなぜ不必要なのか、が自然と理解できるはずなのだが。 もっとも今回は気持ちの悪いビブラートはなかった。 だから古楽演奏に聞こえた。 気持ち悪いビブラートがあったら(許容範囲内のビブラートというのはある、おおむね周期の長いヤツ)、そもそも即窓閉じて聴くのをやめている。だからビブラートの点では問題なかったんだが、あとの二つが混ざっていた。 私は言いたい、あの、妙な場所での装飾やクレッシェンド・デクレッシェンド、どうしてだれも止めなかったのか? あまり変なことをやってる場合は、親切に止めてやれよ。 ん? 最大限止めてやってあれだけで済んだと? と言うことなのかもしれないww カンマーアカデミー・ポツダム のサイトに説明があった。 =======================ここから 笠井友紀(かさいゆき)/ヴァイオリンスイス、バーゼル生まれ。ヴァイオリンをオレグ教授(バーゼル音楽大学)、ヴァイトハース教授(ハンス・アイスラー音楽大学ベルリン)に師事。ザルツブル クのモーツァルテウム主催のモーツァルト国際コンクール、ベルリン室内楽コンクール、バーゼルハンスフーバー奨学金コンクールなど各地のコンクールで入 賞。
2006年、ドイツの室内オーケストラの中でも大変注目を浴びているカンマーアカデミーポツダムのコンサートマスターに、さらに2011年、ヨーロッパ各 地に演奏旅行を行っているスイスの室内オーケストラ、カンマ―オーケストラバーゼルのコンサートマスターにも就任。ゲストリーダーとしては、日本でも有名 なドイツ・カンマーフィルブレーメンやカメラータベルンなどに招かれ、主にドイツとスイス各地でいろいろなアンサンブルの指導者として活躍している。また 様々なCD録音、例えばパユのフルートキング(Sony)、アッツォリーニのバッハ(Sony)、ニールスメンケマイヤーのテレマン(EMI)などのCD 制作において、演奏解釈や演奏技術のアンサンブル指導者として録音に参画している。ソリストとしても、バーゼル交響楽団、アンサンブルオリオルベルリンな どと共演。南ドイツのボイゲンでの国際音楽講習会に教授として招かれ、また室内楽奏者としても、ドイツ、ラインガウフェスティバル、ウルトラシャル現代音 楽祭ベルリン、カナダのドメーヌフォルジェット室内音楽祭、スイスのグスタード音楽祭、イギリスのチェルテンハム音楽祭やプラシャコーヴ室内音楽祭などに 招聘されており、パユ、イッサリス、アッツォリーニ等と共演。レパートリーもバロック演奏から現代曲までと、幅広い演奏活動を行っている。 最近では、2013年11月のパーヴォ・ヤルヴィとドイツカンマ―フィルの日本公演にゲストとして参加(日本公演参加は3回目)、2014年秋の同楽団の ブラームス公演日本演奏旅行にも参加を要請されている。また2016年にはジョヴァンニアントニーニの指揮でカンマーオーケストラバーゼルの初の日本演奏 旅行が予定されている。 =======================ここまで ○○に師事……得てして、こういう肩書きにダマされてはいけない。 ともかく、音楽家の判断はただひたすら、演奏を聴け、音を聴け。そして判断せよ。 しかしそもそも経歴上からもバロック音楽に造詣が深いとはとても言えなさそうだ。バロック音楽の解釈や演奏に口出しできるような経験は無さそうだ。 で、このページ以外では、笠井有紀の名前はチケット情報以外では全然出て来なかった。 説明書き中の > などのCD 制作において、演奏解釈や …… バロック音楽ではやめて欲しい。 ※追記 NHK-FM放送、そのまま聴いていたら、今、笠井友紀氏が直接やって来て会話している。 ああこりゃあかん、やっぱり全然造詣が深いなんてことない人だった。すごい表面的な理解。 対する、男性の解説者? ああ、NHKのサイトからすると、平野昭さんという人らしいが、この人は「バロック音楽の演奏上重要なこと」をある程度ちゃんと押えたインタビューしてくれてて、どうにか間を持たせていた。 その情報によると、トランペットとホルンはやっぱりナチュラルだった。だからあの響き、あの鳴り方なのだ。その他にも重要なことをいろいろ振ってくれていた……バロック音楽の演奏、特にヘンデルの水上音楽のような野外を想定された音楽をこういうコンサートホールで演奏するときに当然問題になるいろんなことなど、しっかり振られているんだが、 それに対する笠井氏の受け答えは……ああ、全然悩んでないし、まるでひとごとのような、本で得た知識を答えているような。これはコンサートミストレスというプロのお仕事をなにか舐めすぎなんじゃないでしょうか? |
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